引越し直後のあなたの部屋には、防災グッズが何もない。
家具も段ボールもまだ散らかった状態で、もし今夜大きな地震が来たら——
一人暮らしほど、引越し後すぐに防災セットを揃えるべき理由がある。
不動産管理会社で審査・入退去・原状回復を担当しながら、入居者対応を日常的に行っている筆者が、実務目線で「賃貸の一人暮らしに本当に使える防災セット」を解説します。
結論として、コスパ・品質・信頼性のバランスが最も優れているのは防災グッズメーカーLA・PITA直営の「アットレスキュー」です。その理由を、他社比較・口コミ・賃貸特有の注意点とあわせて詳しく説明します。
この記事の目次
引越し直後が最も危ない——管理会社が見てきた現実
管理会社で働いていると、入居後すぐに「地震で棚が倒れてケガをした」「停電で何も分からなくなった」という連絡が来ることがある。特に多いのが、引越し後1〜2週間以内の事故だ。
理由は単純で、新居にはまだ何も揃っていない。懐中電灯もない、保存水もない、非常食もない。段ボールが山積みになった状態で夜を迎えるのは、災害という観点からは最も無防備な状態と言ってもいい。
もう一つ、賃貸特有のリスクがある。マンション・アパートのベランダへの物品放置は消防法上NGとされているケースが多く、管理規約で禁じている物件が大半だ。つまり「外に置いておく」という選択肢がない。部屋の中に、コンパクトに収まる防災セットを最初から用意しておく必要がある。
引越しと同時に防災グッズを揃えるのが最も合理的。「落ち着いてから考えよう」ではなく、入居前後に注文しておくのが正解だ。
賃貸一人暮らしの防災セット選び3つのポイント
1. 収納スペースが限られている前提で選ぶ
一人暮らしの部屋はワンルーム〜1LDKが多く、クローゼットも最小限。防災セットは「玄関付近にすぐ出せる状態で置ける」サイズ・デザインが必須条件になる。押入れの奥に入れてしまうと、いざというときに取り出せない。
2. セット品で一気に揃えてしまう
自分でバラ買いすると「結局何が入っているか分からなくなる」パターンが多い。管理会社として入居者向けに防災品を手配する場合も、内容が明確でポーチ分けされているセット品を選ぶのが原則。何が入っていて・いつ期限が来るか管理しやすいからだ。
3. 保存食・保存水の賞味期限を必ず確認する
安価なセットほど保存期間が3〜5年と短い。引越しのタイミングで購入した場合、5年後に交換が必要になる。できれば7年以上の保存食・保存水が含まれているものを選ぶと、管理の手間が減る。
アットレスキュー(LA・PITA)の防災セットとは
アットレスキュー(atrescue.jp)は、防災グッズメーカー「株式会社LA・PITA(ラピタ)」の直営通販サイト。防災セットの主力シリーズは「ラピタ プレミアム」と「SHELTER(シェルター)プレミアム」の2種類で、どちらも防災士監修・防災安全協会推奨品だ。
楽天市場では総合ランキング1位を獲得したこともある実績ある商品で、テレビドラマ内にも小道具として登場するなど認知度は高い。管理会社として複数セットを一括購入した経験のある口コミが見られるほど、法人ニーズにも対応している点は信頼性の裏付けになる。
ラピタ プレミアム 1人用(19,980円〜)
ターポリン素材(テント素材)の高防水リュックを採用。止水ファスナー仕様で、雨の中の避難でも中身が濡れにくい。デザイン性が高く、リビングに置いていても違和感がないのも特徴。グッズは色分けされたメッシュポーチで小分け管理されている。
SHELTER プレミアム 1人用(14,980円〜)
中身はラピタプレミアムと同等で、リュックがシンプルな簡易防水仕様になる分、約5,000円安い。重さもやや軽く、女性や体力に不安がある人にはこちらも選択肢になる。30Lの大容量で、追加グッズも入れやすい。
企業情報|株式会社LA・PITA(アットレスキュー運営会社)
| 会社名 | 株式会社LA・PITA(ラピタ) |
| 運営サイト | アットレスキュー(atrescue.jp) |
| 所在地 | 三重県四日市市小古曽2丁目2番15号 |
| 電話番号 | 0120-022-553(平日9:30〜17:30) |
| メール | info@lapita.co.jp |
| 加盟団体 | JADMA(公益社団法人 日本通信販売協会)正会員 |
| 推奨・認定 | 防災安全協会推奨品・防災士監修 |
| 受賞実績 | 日本子育て支援大賞2024(SHELTER FAMILY)、楽天総合ランキング1位(防災セット部門) |
3社比較表|一人暮らし向け防災セット
| 比較項目 | アットレスキュー (LA・PITA) |
Defend Future RELIEF2 |
IRIS OHYAMA BS1-27 |
|---|---|---|---|
| 1人用最安値(税込) | 14,980円〜 | 12,000円前後 | 9,000円前後 |
| 内容点数(1人用) | 30点前後 | 40点前後 | 27点 |
| 保存水の保存期間 | 7年 | 5年 | 5年 |
| リュックの防水性 | 高(ターポリン or 簡易防水) | 普通 | 普通 |
| 防災士監修 | あり | あり | なし |
| デザイン性 | 高(部屋に出しておける) | 普通 | 普通 |
| 公式直営サイト | あり(最安値保証) | EC中心 | 量販店・EC |
| 法人・一括対応 | あり | 非対応 | 一部対応 |
| 評価(楽天) | ★4.5以上 | ★4.0前後 | ★4.0前後 |
価格だけ見るとアットレスキューはやや高めだが、保存水7年・防水リュック・デザイン性・直営最安値保証のトータルバランスが他を上回る。管理会社目線では「長く使える・管理しやすい」点が決め手になる。
アットレスキューのメリット・デメリット
メリット
- 防災士監修で中身の信頼性が高い
- 保存水7年・保存食5年以上で管理が楽
- ターポリン製リュックは雨天避難でも安心
- 色分けポーチで中身が一目で分かる
- デザインが良く部屋に出しておける
- 公式直営サイトが最安値保証
- JADMA会員で安心して通販できる
デメリット
- 価格はやや高め(SHELTER 15,000円〜)
- 女性・高齢者には少し重いという声あり
- 人気商品は在庫切れ時に納期が延びる場合がある
- 沖縄への配送不可
実際の口コミ・評判
管理している集合住宅の入居者向けに購入しました。防水性・デザイン性・バッグの大きさが他のものより特に優れています。保存期間が7年と長いことも複数セットを一括管理するうえで評価できます。(楽天)
地震アラームが鳴るたびに不安でしたが、届いてほっとしました。他社と比較して届いた商品はラピタの方が全体的に頑丈でした。特に水袋の強度が全く違いました。(楽天)
見本と思って購入。段々とオリジナルの備蓄を追加していくつもりです。思った以上に内容量が大きく安心できるサイズ。デザインも良いので普段使いにも活躍しそう。(楽天)
母用に軽めのものを購入しましたが、やはり少し重いとのこと。本人は女性で体力がない分、持ち運びがきつそうでした。リュックの肩ベルトを短く調整して体にフィットさせると多少改善されました。(楽天)
管理会社の現場目線から見ると:
「重い」という口コミは、防災セットの宿命的な問題でもある。ただし、いざというとき「少し重いけど背負えた」と「重すぎて持ち出せなかった」の差は大きい。ラピタシリーズは胸クリップ付きで体にフィットさせると負荷が分散される。女性なら1人用(SHELTER)を選ぶのが現実的だ。
こんな人におすすめ・向いていない人
アットレスキューが向いている人
- 引越し直後で防災グッズがゼロの人
- 何をそろえるか分からない人
- 部屋に出しておけるデザインを重視する人
- 保存期間が長く管理が楽なものを選びたい人
- 品質と信頼性に予算をかけられる人
- 法人・複数世帯用にまとめて買いたい人
向いていない人
- とにかく安さを最優先したい人
- 沖縄在住の人(配送対象外)
- 食料・水を大量に備蓄したい人(別途追加推奨)
- 体力的に重いものが一切NGの人(→ SHELTERシリーズを検討)
よくある質問
- 防災セットは引越し前後どちらで買うべきですか?
- 引越し直後は最も無防備な状態のため、できれば入居前後のタイミングで注文しておくのがベストです。人気商品は在庫切れになる場合もあるので、早めに手配しておきましょう。
- 賃貸のベランダに防災グッズを置いていいですか?
- 多くのマンション・アパートでは、消防法や管理規約によりベランダへの私物放置が禁止されています。防災セットは部屋の中(玄関付近・クローゼット外側)に置ける、コンパクトなリュックタイプを選ぶのが無難です。
- ラピタとSHELTERはどちらを選ぶべきですか?
- 中身は基本的に同等で、違いはリュックの素材です。雨天時の避難リスクが高い地域・デザインを重視する場合はラピタ プレミアム、予算を抑えたい・少し軽めが良い場合はSHELTER プレミアムがおすすめです。
- アットレスキューは最安値保証があると聞きましたが本当ですか?
- 公式直営サイト(atrescue.jp)では「ベストレート保証」を設けており、自社の他モールよりも安い価格で提供することを方針としています。楽天や Amazon等と比較してから購入するのも選択肢です。
- 防災セット以外に一人暮らしに必要なものはありますか?
- セットに含まれない個人必需品(常備薬・処方箋薬・コンタクト・現金少額)は別途追加しましょう。また停電対策にポータブル電源があると在宅避難時の安心感が格段に上がります。
まとめ|引越しと同時に防災を揃えてしまおう
一人暮らしの引越し直後は、防災の観点で最も危うい状態だ。賃貸のベランダには置けない、部屋はまだ片付いていない——そういう状況だからこそ、入居のタイミングでまとめて揃えてしまうのが正解。
アットレスキュー(LA・PITA)の防災セットは、防災士監修・防水リュック・7年保存水・デザイン性のバランスがいい。管理会社として入居者向けに選定する立場から見ても、品質の信頼性は十分だ。
「そのうち買おう」で後回しにしていると、気づけば引越しから半年が経っている。引越し準備の荷物リストに、防災セットを最初から入れておこう。


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